tsuyukusa's blog

心理学あたりのあれやこれや

裁判

アメリカの裁判でも有利になるようにいろいろ言うという話もありました。

 

本物の裁判は見たことがなく、映画やアリーマイラブとかで見ている程度なので何とも言えません。ただ、たぶん重要なのは心証であり、その証言や証拠、言っていることが怪しそうvs信頼できるといった戦いが主たるもののように推測します。そして人物の印象としては今ここにいる被疑者がよい人物vs悪い人物という印象を操作しているような気がします。

 

そのために、裁判全体で延々と生まれ、育ちが語られ、しかもそれが斟酌されるといったことが少ないのではないでしょうか。

 

日本では「今」だけでなく、そうなっていった「経緯」も重宝がられて、育ち方育てられ方の経緯まで語られる。裁判でも語られるくらいだから、当然ワイドショーなどはさらに根掘り葉掘り、加害者、被害者のプライベートな周辺情報をどんどん暴き立てることになります。それが「被害者が被害に足る人物」という誤った推論を導きやすいのは授業でも語ったところであります。

 

また、別の方が、判事は「あたたか」かったりするのに「警察」は冷たいといった指摘をしていました。

特に日本では裁きは納得なので、裁判するより示談を進められます。双方合意が重要視される。判決でもなるほど~という議論を組み立てるからいろいろ斟酌した部分(加害者の情状酌量とか)入ってくる。

 

しかし、検察や警察側は責任を固めるために証拠を挙げていきますから、いきおい被疑者の扱いが(批判が多いように)強硬的であり、失われないうちに早く証拠を入手したいといったところから「泥を吐かせる」ためにやさしくない対応をとるものと想像できます。ここら辺関心のある方は「取調べの心理学」などがありますので、検索して関係図書を読んでください。