tsuyukusa's blog

心理学あたりのあれやこれや

ハンディキャップ

「ずっとマジメに生きてきた人よりも、ヤンキーだったのに更正した人の方が目立つし賞賛されるとかもこれ(セルフ・ハンディキャッピング)ですかね?」

 

「自分の辛い話を人にしたがるのは、そんな状況下においてもこんな元気なんだよ、もしくは大変でしょ?でもがんばってるでしょ?とアピールしたいからなんだなあと改めて感じました」

 

ある意味、セルフ・ハンディキャッピングとも言えるかもしれませんが、後者はそれを宣伝するなかで、配偶者選択で説明したハンディキャップ原理を体現しているともいえます。両者は異なる概念でまぜこぜにすると困るのですが、ある種のセルフ・ハンディキャッピングが実質的にその後、よい遂行を伴うと割増原理でシグナリングになり得ることもあります。でも通常「シグナリング」はそれ自体すごくできることがムダなこと、あるいは過剰なことであるので、そこにあらかじめ不利な条件、その遂行の妨害要因を強調することは必要ではありません。すでにそのムダなことをすること、できること自体がムダなエネルギー使用であり、生存上マイナス方向に働くハンディとして機能していますので(それ自体そのものがハンディ)、それでも今生きて生存できていてスゴイでしょ!ということです。(エレキギターの早弾きとか)